欧州海上安全レポート
No.26-04_1 記事
26-04-4. 「オペレーション・アスピデス」任務期間延長
26-04-4. 「オペレーション・アスピデス」任務期間延長
「オペレーション・アスピデス」[4-1]の任務期間を2027年2月28日まで延長する理事会決定が、EU官報[4-2]に掲載されました。アスピデスは、紅海で攻撃を受ける船舶を保護し、海上状況認識にも寄与するため、2024年2月に開始されたEUの海上安全保障ミッションです。
《備考》 「25-09-4.紅海のルート保護を目指すEUの取り組み」参照
中東情勢の緊迫化を背景に、同ミッションの任務内容を大きく見直す、あるいは新たなミッションを開始する方向で非公式な協議が行われていると報じられていますが、これらの協議はまだ正式決定には至っていません。フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、先日のキプロス訪問時の公式演説[4-3]において、「適切な時期」が来れば、ホルムズ海峡における「航行の自由」を回復するための「臨時の任務」という構想を示しました。マクロン大統領によれば、この任務は純粋に防衛的なものであるべきですが、その発言ぶりからは、イスラエル・米国側とイランおよびその代理勢力との間の公然たる対立が続く限り、任務の開始は想定していないことがうかがわれます[4-4]。
(日本海難防止協会ロンドン事務所長 立石良介)
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